オペラの後のワインプローベ

ノイシュタツトから列車で30分、人口13万のマンハイムには国立劇場があります。7月末から9月半ばまで休演になるので「夏休み前最後のオペラに行かない?」と誘ってもらいました。上演時間1時間45分、幕間のないオペラだったので最初にゼクトをいただきました。

オーケストラボックスの音合わせになんだかワクワク。

演目はイギリスの作曲家ベンジャミンブリテンの1954年の作品
生の音楽を斬新な演出で楽しむことができました。

コンサートが終わって外に出ると22時前、まだ明るく「うちに寄ってワインでもいかが」と友人の友人ご夫妻宅にお邪魔させていただくことに。
さぁ、そこからが本日のハイライト。ワイン通のご夫妻が旅先で試飲して集めたワインが次々に開きます。どれもしっかりとした個性とバランスのよさがあり流石です。

最初はイタリア、ピエモンテのバルベラダルバ、明るいルビー色が美しく華やかな香りがグラスから立ち上ります。2番目はイタリア、リグリア州のフランスとの国境近くのワインでした。訊いたことのない葡萄品種で歴史的に一度途絶えていたものを復活させたそうです。お仕事モードでなかったのでメモもなく品種名は不明。。。最初クローズしていた香りが徐々に香りが開いて目覚めていく様が魅力的でした。

最後はフランス、ブルゴーニュ南端ボジョレー地区フルーリー、古木で造られているらしく、ガメイもフルーティーなだけでなくこんな味わいのワインもできるのだなぁ、と感心しながらいただきました。気がつくと日付が変わっていた幸せな夜でした。



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