期待の新着ワイン;ライスさんのシルヴァーナー
フランケン地方のスペシャリティ、といえば「シルヴァーナー」ですね。
数年前ロマンチック街道を旅していたときにローテンブルクの郷土料理屋さんで食事をしていたら隣のテーブルに自転車旅行をしているらしいドイツ人カップルが座り「せっかくだからワインを注文しよう」と相談していました。どうやら遠くからやって来た方のようです。そしてふだんあまりワインを召し上がっていないのかな、というのは聞こえてくる会話から「やっぱりリースリングが美味しいのかしら・・・」余計なお世話と思いつつも、話しかけました。
「このあたりはフランケン地方なので、まずはシルヴァーナーですよ。グラスで試してみてはいかがですか」彼らは素直にそれではと「シルヴァーナー」を注文、一口飲んで”にっこり” ということがありました。相性のよい土地からうまれる味わいを素直に感じることのできる味わい。
今年のライスさんのシルヴァーナーも一口飲んで「にっこり」です。魚介類全般、ポテト料理と抜群の相性のカビネットのトロッケン。秋の夜長をじっくりすごすコクのある辛口、シュペートレーゼのトロッケン。そしてとっておきのデザートワイン、アウスレーゼ。飲む宝石、アイスワイン。とヴァリエーションも豊かです。ぜひお楽しみに。