バーニャカウダソース

noblin2006-12-12


バーニャ・カウダとはイタリア語で「温かいお風呂」という意味だそうです。海から遠いアルプスの麓ピエモンテ州の人たちは塩漬けしてオリーブオイルにつけ込んだアンチョビとガーリックをひたひたのオリーブオイルでことこと煮てソースを作ります。

イタリア、ピエモンテ地方の冬、畑仕事の合間に取るお昼ご飯は薪で温めたバーニャカウダソースに生野菜やパンを浸して食べるのだと聞きました。日本でもよく知られるようになりおしゃれなイタリアンでアンティパストで出されたりするようですがもともと素朴で豪快にいただく家庭料理のようです。

初期の(10年以上前)ワイン教室ではまるごとゆでた大きなカリフラワーにバーニャカウダソースをかけてまるでケーキを切り分けるかのようにとりわけてワインのお供にしていましたがいまでもそれを懐かしんで話してくださる方がいらっしゃるのでこんど大きなカリフラワーをみつけたらやってみようと思います。

北イタリアのぶどう品種ドルチェットと似た感じのドルンフェルダー(53番、72番)や中辛口のロゼ(9番)などが美味しい組み合わせだと思います。