夏の花ーローゼンストック
富野台のワインフォーラムのお庭も夏を告げる花のつぼみがほころび始めました。裏庭のガクアジサイもいつの間にか色づいてきて季節の移り変わりを実感する共に自然ってスゴイ!って思ってしまいます。
日本で見慣れている花々がヨーロッパの街角で出会うと驚きも含めて改めてより親しみがわくものですね、ガーデニングシェフのおかげでここ数年、季節のお花がたえることがありません。
タチアオイと呼ばれているピンクや白でおなじみの花は13年前の9月にデンマークのオーデンセにアンデルセンの生家を訪ねる旅をした際、敷き詰められた石畳の間から玄関口を飾るようにたくさん咲いていて強烈な印象が残っています。
ドイツでも夏の花として愛されているらしく庭先に植えているお宅が多いようです。数年前、モーゼルのトラーベン・トラーバッハを訪ねたときに黒い「ローゼンストック」(ドイツではこう呼ばれています)が咲いているお家がありました。
その種を取り寄せましたが、土壌や気候の違いからか日本では黒にならなかったのが数年経つうちに色が濃くなってきて昨年は初めて黒い花が咲きました。勢いのある植物に家が囲まれているのはとても幸せなことだと思います。