ヴァーゼムさんの赤ワイン


ことしの一押しワイン、といえばラインヘッセン・インゲルハイムの造り手ヴァーゼムさんのシュペートブルグンダー(08−50番)です。
シュペートブルグンダーはフランスのピノ・ノワール種のドイツでの呼び名ですが北緯50度のドイツでは酸が勝ちすぎコクが足りないので20年くらい前の私は(かなり前です(^_^)少し苦手でした。


気候の変化や20年前には1割足らずだったドイツでの赤ワインが3割を越えるまでになってきたという流行もあるとはおもいます、ここ数年のユニークさは白ワインに負けず劣らずといった感じです。


ヴァーゼムさんのワインは日常水代わりに飲める気軽な白の辛口からデザートワインまでどのワインも素晴らしいバランスが特徴です。今年のこのシュペートブルグンダーの素敵さはまた格別。気軽に飲めるクラスのワインであるにもかかわらず深みも併せ持ち滑らかな飲み口がなんともいえません。「TOKOのワイン日記」でおなじみのトコサンが先日の教室でこのワインのことをフィギュアスケートにたとえて「3回転ジャンプを見事にみせてくれたあと着地も滑らかに決まった」と表現してくださいましたが言い得て妙だと思います。