ブレーマー・カールモント

ワインフォーラムのドイツワイン文化を訪ねる旅では、必ずと言っていいほど蔵元さんの葡萄畑を訪ねます。中でも初めてモーゼルの葡萄畑を目にする誰もが「すごい急斜面ですね。」と驚くようなところで葡萄が栽培されているモーゼル地方。
その極めつけが「ブレーマー・カールモント」。６８度というからほとんど断崖絶壁。この畑を所有するフランツェンさんを昨年2005年８月の夏のワインツアーの参加者とともに訪ねました。
複数の所有者がいるカールモントの中で最も広い所有者であり、高品質のワインをつくっていることで知られているフランツェンさんです。
新たに買い足したカールモントの畑に植えた葡萄の樹の１０年間オーナー制度に申し込んだ皆さんと共に自分の樹に会いに行くための「ハイキング」をプログラムに加えました。その畑にたどり着くにはいくつかの方法があり、実は私自身「歩いて」いくのは初めてで軽く考えていた。「ちょっと散策」ぐらいのつもりでいたのが大間違い！途中からほとんどロッククライミング状態・・・８名の参加者は無言となり真剣そのもの。素晴らしい思い出とはなったけれど最初で最後の企画となりました。
※写真説明；背景は、カールモントの畑。真ん中下にあるのは、ローマ時代の修道院跡。左側の写真は、ロッククライミング状態のハイキングの様子。その写真の中の左側に白い点々で見えるのが部レム村の街並み。

Dem Calmont gegenueber: Das adlige Frauenkloster Stuben an der Mosel