ドイツ、デュッセルドルフ「駅のホームにて」

noblin2007-03-22


デュッセルドルフの見本市会場に向かうためUバーンのホームで電車を待っていたら初老の上品な身なりのご婦人が近づいてきて「すみませんが私は視力が弱くてあの電光掲示板の文字がよく見えないのですけれどこのホームはどちら方面への列車でしょうか。」と、丁寧に尋ねられました。


「U78でメッセ会場方面にいく列車であと2分で列車がきますよ。」とお伝えすると「それはちょうどよかった、私の乗りたい列車です。でも今プロワインが開かれているので列車は混んでいるでしょうね、あなたはどちらに?」「そのプロワインを訪ねます。」「まあ、それはそれはどうぞ楽しんで来てくださいね。酔っぱらわないようにね。お気をつけて」と1,2分の会話が続きました。


ドイツで見知らぬ人に道を尋ねられることにも慣れましたが20数年前にはじめてドイツに旅し、ドイツ語もほとんどわからない時に道を尋ねられた時には驚きました。まわりには地元の人らしき(少なくとも外見は西洋人!?)がたくさんいるのにどうして私に?と思ったものです。
当時暮らしていた東京ではたくさんの外国人をみかけましたがはたして普通の日本人がそばにいる外国人に道を尋ねるだろうかとその感覚のちがいを面白く思ったものでした。

※プロワイン;ドイツワインだけでなく、世界中のワインが集まる見本市