オランダー水辺の生活


 運河が張り巡らされた国土に生活するオランダの人々の楽しみのひとつにボートの旅があります。
2年前に運河に面した家を購入した友人夫妻の招きで4月半ばのオランダを訪ねました。

数年前のほぼ同じ時期に訪ねたときは満開だったチューリップ畑は残念ながら刈り取られた後でした。例外的な暖冬で、ひと月近く前にチューリップの時期がやってきたようです。チューリップには出会えませんでしたがアムステルダム郊外の閑静なちいさな街の新らしいお宅にはちがう楽しみが待っていました。

お宅に横付けされたボートです。
 
4月から11月半ばまでのお天気のよい日にボートにのって近くの街まで出かけたり、簡単な食事を用意してボートの上でピクニックして戻ってきたりするそうです。友人夫妻は昨年の夏は5週間かけてオランダの北部の街々をボートに寝泊まりしながら旅したそうです。とはいえオランダ全土で九州くらいの大きさしかない国です。途中4,5日雨が降り続いた時はボートをおいて列車で自宅に戻り、休憩。お天気が回復したらまた列車で戻り旅を続けたそうです。
ある時は農家の庭先を借りて数日滞在し、その農家で飼っているヤギから作っている牛乳やチーズの話など正真正銘のスローライフを楽しんでいらっしゃるようでした。

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