ヘンゼルさんのメルロー
ファルツ地方、バート・デュリックハイムのヘンゼル醸造所でテイスティングしたワインの中で今年、私が最も心惹かれたのは
「ホーエンフルーク・メルロー2008年」
樫樽で15ヶ月の熟成を経て瓶詰めした「ホーエンフルーク・メルロー2008年」はさらに5,6年は熟成を続けそうな楽しみなフルボディの赤ワインです。
開栓後も時間とともに発展する味わいは秋から冬の夜が長いときのゆっくりと時間をかけて楽しみたい1本、今年のお楽しみになりそうな予感。
美しい透明感のあるルビー色、甘いバニラやカカオのような魅惑的な香り、口に含むとその感触は滑らかで上あご、ほっぺなど口の中全体に果実味が広がります。
比較的熟成の早いメルロー種だけだと3,4年で味わいのピークを迎えるので長期熟成を視野に入れ、カベルネ・ソーヴィニヨン種を10%加えているそうです。
ボルドーのサンテミリオンやポイヤックなどメルロー種のワイン造りを得意とするエリアの同じヴィンテージ、価格帯のものと比較ブライントテイスティングしたら驚く人が多いだろうなぁといたずら心が芽生えてしまいます(^_^)
暑いので冬、1月の葡萄畑の写真です。
(ファルツ地方、ヘンゼル醸造所所有
(醸造所入り口・すっかり雪に覆われています)