葡萄の収穫、黄金色のブドウ畑

おかげさまで念願の1988年以来24年ぶりの10月のドイツのワイン産地訪問が実現しました!

今回の訪問の目的は、初めてワインを目的にドイツを訪ねた際にモーゼルの葡萄畑の斜面が黄金色に染まり秋の陽射しに照らされそれはそれは美しく「天国ってこんな感じ?」という景色をもう一度愛でたかったのと
この時期にしか経験できない葡萄の収穫と醸造所訪問でした。


到着した直後は外気温が6度から8度と予想外に寒く冷たい雨も降ったりして「エ〜、もう冬なの?!?」と不安になったのですが
10月16日くらいからお天気が回復して気温も上がり日中は18度くらいで緑色だった葡萄の葉っぱも日に日に黄色く染まり始めました。
今年のモーゼルでのリースリングの摘み取りは例年より遅ったようです。


10月19日から23日まではバーデンとファルツにクルンプさん、ヘンゼルさん、カステルペーターさんを訪ねたのですがこちらは様々な葡萄品種の摘み取りが9月半ばから始まり10月20日くらいまでにほぼ終了したようでした。


10月25日くらいまで18度近くだった気温も天気予報通り26日にはマイナス2度くらいまで下がり小雪がちらついたりと一気に冬の入り口の様相を呈しシュトーク醸造所のぺーターさんに「リースリングの摘み取りあとどのくらい残っているの?」と訊くと「あと50%、大急ぎでやらなくっちゃ!」と話していました。

去年は葡萄の熟成が早くモーゼルでも10月25日にはほとんど終了していたとのことなので毎年ちがう自然相手の仕事はほんとうに大変。

ちょっとだけ参加させてもらった摘み取り作業は想像以上に楽しく、しかし大変でした。
摘み取った葡萄をプレスにかけジュースを絞りタンクに移し、という1年かけて育ててきた収穫からワインへ変身させていく過程もタイミングをはかりながら毎日次から次にと続くわけですから本当に大変!

「写真やICレコーダーに記録した情報を整理してみなさまにお伝えしなくては!」と、帰国したばっかりの今は張り切っております(^_^)