三つ星レストランのアペリティフ

noblin2007-01-15


10年前、1997年の夏にフランス、イタリア、ドイツのワイン産地を2ヶ月かけて巡る貴重な旅をしました。


旅の最中はただもう夢中でたくさんの体験に日々、精一杯でしたが10年経って「すごい旅だったな」と反芻しています。その全体像は徐々にご紹介するとして、数十日にわたる長旅でしたから宿泊は安宿を利用しての質素な日々でした。しかし名実ともに贅沢な数日がありました。

南フランスの三つ星レストラン「ミッシェル・ゲラール」を訪ねたときのことです。公共交通機関で目的地にたどり着こうとすれば最寄りの駅からタクシーで4,50分かかります。そこはユジェニーレバンという南フランスでは瀟洒な保養地。ワイン産地ボルドーのさらに南西地域「マディラン」とよばれているエリアです。
このエリアの有名なシャトーに日本の輸入代理店を通してアポイントをとっていただいたのですが、2日ほど三つ星レストラン「ミッシェル・ゲラール」が入っているホテルに泊まりました。
私にとって三つ星初体験でした。精一杯のオシャレをして受付にいくとまずは別室でアペリティフをすすめられます。この地方はアルマニャックの産地でもありそのアルマニャックをベースにしてやはり地元の固有のぶどう品種タナトゥ、そしてフレッシュオレンジという組み合わせのアペリティフの美味しかったこと!(*^_^*)サービスしてくださった方に割合を聞き出そうと質問してみても企業秘密らしく教えてもらえません(>_<)。
アペリティフの美味しさに酔ってしまったのかそのあとのお料理はひたすらボリュームがすごくて細かな記憶が残っていませんがあの晩のアペリティフはまさに至福の味わいでした。