イタリア、ボローニャ

noblin2007-01-16


最初にイタリア中部を訪ねたのは1995年の春でした。

パリから夜行列車でエミリアロマーニャ地方ヘ向かい、ボローニャに数泊しながら周辺の街を訪ねました。それまでもドイツ、オーストリア、フランスの地方都市を旅し古い歴史の中で生活をしている人たち(例えば築200年の建物に改修しながら暮らしている)の時間の感覚が日本のそれと違うのは当然かもしれない、と感じてきました。

しかしボローニャを訪ねて「ここはゼロがひとつ多いんだ、100年単位ではなくて1000年単位」
実際にボローニャの歴史を知っているわけではありませんが街全体から醸し出されている空気がヨーロッパの他の街とは異なっていました。
「歴史を無意識のうちに感じながら生活しているひとたちの時間感覚はまたちがうのだろうなぁ」と、しみじみ感じさせられました。