ドイツ、ハンブルク

noblin2007-01-26


最初にハンブルクを訪ねたのはもう20年以上も前になります。1985年1月のことでした。その冬、ヨーロッパでは大寒波に襲われたくさんの死者がでていたことは日本からの友人の便りで知りました。たしかに寒い冬ではありましたがヨーロッパの冬は毎年こんな感じなのだろうくらい思っていました。

当時勤務していた会社が季節はずれの休暇をくれたので思い切って遠くに出かけることにしました。ドイツ中部の大学町ハイデルベルクから北の都会ハンブルクまでは列車で4,5時間。こじんまりとした地方都市が多いドイツの中でハンブルクは洗練された都会です。

ハウプトバンホーフ(中央駅)をとりかこむように大きな湖アルスター湖があります。なんと凍っているではありませんか。みんな天然のスケート場で楽しそうに滑っていました。ホットワインの屋台もたくさん出ていました。零下10度くらいの気温を体験したのはその時がはじめてで5分も外気にさらされてると凍えてしまいそうで寒さから逃れるようにして終日美術館や博物館ですごした記憶があります。

なかでも駅に隣接する工芸博物館は当時大好きだったアール・ヌーヴォーのコレクションが素晴らしく充実していて受付のマダムに顔を覚えてもらえるほどに通った記憶があります。ぜひまた行ってみたいものです。