クノッドさんの新ヴィンテージワイン

noblin2008-06-18




再会を喜んだあとは1階の大きなテーブルでプローベが始まりました。


・2007年ヴィンテージのリヴァーナーからスタートしました。
グラスに鼻を近づけると満開の白いお花が放つ濃厚な香り似た強い香りがしてまるでみつばちになった気分でワクワクします。口に含むと香りどおりに濃い、わずかながらオレンジの皮のようなビターな味わいも感じます。レモネードのような飲みやすさ。これまでのリヴァーナーにくらべるとボリュームがある気がしました。



・グラウブルグンダー2007。
華やかなリヴァーナーのあとでは少しおとなしく感じでしまいます。リヴァーナーの人なつこさにくらべるとグラウブルグンダーは少し人見知り?でも口が慣れてくるとしっかりしたアルコールの飲み応えがあり、スパイスをきかせた甲殻類の入ったパエリアなどと合わせてみたくなりました。夏の暑い日によく冷やしていただくと食欲増進、元気の素。



リースリング、ヴュルツガルテン、カビネット・ハルプトロッケン。
すっきりした飲み口の中にも豊かなミネラル分を感じ食中酒にぴったり。こんなワインで美味しい和食をいただけたらかなり幸せ、と思わせる均整のとれた味わいです。



リースリング、ゴールドライ、カビネット、リープリッヒ。
アルコール度数10%と優しいタッチ、キレがよくフルーティーで飲みやすい軽やかな味わい。モーゼルワインを初めて飲む人によ〜く冷やして体験させてあげたい「最初の扉」というかんじです。



・モンス・プリ2006。
モンス・プリとはラテン語で「特級」「第一級」という意味だそう。
透明感のある黄金色。辛口仕上げながら熟したトロピカルフルーツのような香り。コクがある飲み応えのある辛口で魚介類のアメリケーヌソースと合わせてみたい。



・カルシェル2006。
白い花の甘い香り。上質な蜂蜜のような濃厚だけれど爽やかな味わい。



・ヴュルツガルテン・ゲイアースライ、シュペートレーゼ。
とっても特別な味。ライナーはフォアグラとおすすめといっていた。できれば4,5年寝かせていただきたい。



クノッドさんらしくどのワインも均整がとれ美味しかったです。ここ数年の彼のワインは万人に開かれた独自の世界を確立された、という感じです。


[rakuten:weinforum:10000015:detail]