ヴァーゼムさんを訪ねる・その1

noblin2008-07-02





インゲルハイムのヴァーゼムさんの所に到着したのは9時前でした。
朝から一仕事終わらせた、という清々しい顔つきのヴァーゼムさんが出迎えてくれました。

早朝からのワインプローベ、
新しいリストをみながらさて、「きょうはたっぷり時間があるのでじっくり比較試飲をさせていただけたら嬉しいのですが」とノートパソコンを広げる私に「それでは白の辛口からはじめましょうか」と白のトロッケン、ラインヘッセンの定番シルヴァーナーでスタートしました。

シルヴァーナーのトロッケンには懐かしい思い出があります。1999年の夏のワインツアーのメンバーとみなさんとヴァーゼム醸造所を訪ねたときのことです。8月の陽差しの強さと到着後の移動の疲れで昼下がりに予定していたヴァーゼム醸造所訪問はできればキャンセルさせてもらってお昼寝をしたい気分のわたし達でしたがお約束をしていたこともありとりあえずお邪魔することに。そこで最初に注いでくださったのが「シルヴァーナーのトロッケン(辛口)」でした。みんなその1杯はまるで魔法の水?でした。さっきまで寝たいといっていたことなど忘れてたくさんのワインをご馳走になったのでした。


トロッケン(残糖量の少ない辛口)8種類とハルプトロッケン(中辛口)5種類、立て続けにテイスティング。いつもと変わらず美味しいのです。
「あなた自身が個人的に好きな白の辛口はどれですか」と伺うとヴァーゼムさんはちょっと考えて「ピノ・ブラン・デ・ノアールかな、ご存じのように黒ぶどうのピノ・ノアールを白に仕立てたものなので上品なコクがあって食事にはとても合いますね。」ほどよいコクにキレの良さを兼ね備えたバランスのよいきれいな味わいです。

その間にもワインを買いに来るお客さんに対応、みんな車できて6本から12本、多い人になると数ケースと抱えていく。かなりの繁盛ぶりです(^_^)

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