ヘンゼル醸造所でのワインプローベ・その1
5月27日火曜日夕方、バード・デュリュクハイムにあるヘンゼル醸造所を再び訪ねました。大がかりな畑仕事の後でお疲れかしら、と気になっていましたがトーマス・ヘンゼルさんは自作のワインをひとつひとつ丁寧に説明してくれました。
赤ワインは新しいヴィンテージの翌週の瓶づめとのことでほとんど在庫がなく今回は白ワインをじっくり試飲させていただくことに。
まずはヴァイスブルグンダー70%、シャルドネ30%のキュベ2007
ピチピチとクリーミーが同居する若い味わい。
グラウブルグンダー2007
5%だけ樽熟させたブドウを混ぜているということでした。
トンカツの衣にドライハーブや細かく刻んだナッツを混ぜてクリスピーな味わいと一緒に楽しみたいと思いました。
グラウブルグンダー2006ホーエンフルーク
こちらは40%樽熟させている。メロンや洋なしの熟した香り、バタートーストやバニラを感じる香り、骨格がしっかりした安定した味わい。
飲む30分から1時間前にデキャンティングしておくともっと華やかな感じで楽しめると思う。
シャルドネ2006ホーエンフルーク
熟れたメロン、ヴァニラやキャラルの混ざったような甘い香り、10月から4月まで7ヶ月間新樽で熟成後瓶つめ。すでに美しい黄金色でした。
続けてリースリング3アイテム
モーゼルとはほんとにちがう味わいで土の力をかんじました。
ソーヴィニヨン・ブラン2007
草原を散歩していて気持ちのよい風に吹かれるような感触、いきいきした果実酸を感じるソーヴィニヨン・ブランでした。今ドイツで流行っているのだそうです。
カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローのロゼ2007
カベルネ・ソーヴィニヨン90%にメルロー10%
とても美しい透明感のある赤色でした。「幸せに包まれたバラ色ですね、結婚式の乾杯やハネムーンにぴったり、トーマスの予定は?」と訊くと「その時は連絡するね」と笑っていました。鴨をカリッとあげて甘酸っぱいソースをかけて頂くときに合わせてみたいとも思いました。
ムスカート・オトネル2007
開けたてはミントの香り、すぐに絞りたてライチジュースのような香り、でも口に含むとすっきりとした辛口でアペリティフにぴったり(^_^)
こんなアペリティフではじまるディナーって素敵だろうなぁ、と思っていたら実際にヘンゼルさんのお得意先でドレスデン郊外の星つきレストランで
アペリティフとしてサービスされているらしいです。行ってみたいなぁ・・・
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